愛知県蒲郡市にある「竹島水族館」の館長・小林龍二さんは、一時は廃業の危機もあった竹島水族館を見事復活させた立役者です。
小林龍二さんの改革で、来場者年間12万人から最高で47万人まで伸びました。
様々な危機を乗り越え、現在は年間およそ30万人以上が訪れる大人気の水族館となっています。
2024年8月15日には、TV番組「カンブリア宮殿」でも取り上げられます。
それ以外にも「竹島水族館ものがたり」としてドラマ化があったりなど、名物館長の小林龍二さんと竹島水族館(たけすい)。
そんな竹島水族館の館長、小林龍二さんのプロフィールや高校や大学など学歴や経歴、ご家族のことなど調べてみました。
また館長としてV字回復を成し遂げ、著作もある小林龍二さんの年収なども考察してみました。
小林龍二(竹島水族館)のwiki風プロフや経歴は?
大規模水族館と同じことをするのは違うと、メジャーではなかったキモカワ生物たちにスポットを照らし新たな集客へと結びつけた凄腕の館長、小林龍二さんはどんな人なのでしょうか。
徹底した「観察」で、来場客は何を見て何を話しているか、入場してから何分かけて出口へいくかなどリサーチされる情熱。
また、業界ではタブーだった「食べたらおいしいのか、どんな味なのか」にも切り込んだ斬新さ。
竹島水族館名物の解説の文面などは「図鑑の内容は書かない」「手書きする」「魚の担当者が書く」「修正を入れない」「お客さんの気持ちになる」などルールを決めた、来場者目線のもの。
寂れた小さな水族館を、全国的な知名度を得るまで蘇らせた小林龍二さんのプロフィールや経歴など見てみましょう。
プロフィール
名前 | 小林龍二(こばやし りゅうじ) |
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生年月日 | 1981年生まれ・43歳(2024年8月現在) |
出身地 | 愛知県蒲郡市 |
活動 |
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著作 |
経歴
大学卒業後、2003年にUターン就職で竹島水族館に就職されました。
唯一の新卒だったそうです。
小さいころから水族館の飼育員が夢だった小林龍二さんは、「好きな魚の世話ができる」と自分に言い聞かせ、当時閑散とした竹島水族館でたんたんと働いていたようです。
市営ゆえに、お客さんがこなくてもお給料がもらえるという背景があるので、危機感が薄い職場だったと言えるかもしれませんね。
これはおかしいな、と思う反面やはり環境的にも「まぁこれでいいのかな」とも感じていたようです。
2015年に竹島水族館の館長に就任されました。
当時から色んな水族館など参考に見て回っていたようで、忘れられない場所に出会ったようです。
旭山動物園に足を運んだ時のことはよく覚えています。
本当に羨ましくて、そして悔しくて、涙を流してしまいました。
翌日、竹島水族館に来て現実に戻った時の無常感は忘れられません…。
(なんなんだ、ここは…)と。
いっそ、潰れてしまったほうがいいんじゃないか? とさえ思いました。
そこからの心機一転(といえどスムーズにいったわけではないようですが)、動き出したときだったようです。
漠然と「満員にしたい」からの改善でポンッと上手くいったわけではなく、どん底から知恵を振り絞り今日の竹島水族館に成りました。
「働き始めるまで、学校の部活だとか、習い事だとか、そういったもののぜんぶが中途半端だったんです。やっと水族館の飼育員になって、自分の好きなことやってるのに、それも諦めちゃったら、なにもなくなるなって思ったので」
引用元:北欧、暮らしの道具店
竹島水族館のV字回復は多くのメディアでも取り上げられてきているので、すごい人だなと誰もが感じます。
もちろんすごい人なのですが、誰もが持っている「自分に対する葛藤やくすぶり」をずっと持ち続けていた人間味のある人だと感じました。
諦めきれなかった小林龍二さんは、苦境に立たされた中でアイデアと行動力そして魚への深い愛でV字回復を成し遂げたのだと思います。
出身高校や大学はどこ?
出身高校は愛知県立蒲郡高校で、出身大学は北里大学水産学部(現海洋生命科学部)です。
小さいころから水族館で働くことが夢だった小林龍二さんですが、本格的にそれを目指したのは高校生のときのようです。
元々海の生き物が好きということと、益々興味が高まり「普通の人やペットショップで飼えない生き物を飼ってみたい」と思うようになったそうですよ。
なので進学先はそのことを考え、北里大学水産学部(現海洋生命科学部)にされたようです。
小林龍二(竹島水族館)に奥さんや子供さんはいる?
2014年に挙式をされたようなので、結婚し奥様はいらっしゃるようです。
蒲郡市にある、ナミマガシワという貝殻を使ったブライダルアイテムを制作するアトリエにて「蒲郡と海の生き物をこよなく愛する竹島水族館館長」とHPで紹介されています。
蒲郡で幸せを呼ぶ貝と言われているナミマガシワ。
その貝殻で制作された花冠をブライダルアイテムに選ばれるところが素敵ですよね。
また、2018年に蒲郡市にて、結婚をテーマとしたトークイベントにゲスト出演されたときに、奥様との時間に関して言及されました。
奥様とメダカといるときが幸せの時のようです。
蒲郡市在住のフリーライター大宮冬洋氏とのトークです。
お子様がいらっしゃるかは特に言及されていないので、わかりません。
小林龍二(竹島水族館)の年収も気になる!
年収に関して明かされていないので、不明です。
年収とは別の視点で、組織的にどういった感じなのだろうと少し考察してみました。
まず竹島水族館は「蒲郡市竹島水族館」なので、事業主体が蒲郡市です。
しかし運営を民間業者に委託する「指定管理制度」を導入しており、その民間業者の会社「一般社団法人竹島社中」を小林龍二さんや飼育スタッフたちで設立しています。
社会貢献活動に関する事業としてこういった例は他にもあります。
他に名乗りを上げる民間業者がいなかったため「一般社団法人竹島社中」が指名を受ける流れとなりました。
「一般社団法人」は色んな業種でありますが地域振興や介護福祉など、振興や発展を目的とした、公共性が高いものとなります。
- 一般社団法人とは「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」を根拠に設立される非営利法人
- 非営利法人である一般社団法人では、たとえ利益が出たとしても社員に分配できない
- 得た利益は、法人の活動目的のために使わなければならない
儲けるというよりも、竹島水族館を愛し続け盛り上げていく、社会貢献活動なのだと感じます。
ちなみに、小林龍二さんは本の執筆や監修もされています。
年収に関してはわかりませんが、竹島水族館をより楽しい水族館にするため日々活動を積極的にされている姿が素敵ですね。
まとめ
竹島水族館の館長・小林龍二さんのプロフィールや経歴、奥さん(妻)やお子さんがいるか、年収など調査&考察してみました。
訪れるたびに癒しと学びを得れる竹島水族館。
筆者は子育てに疲れながらも、何度もその竹島水族館の世界観に救われてきました。
スター選手がバンバンいる水族館ではありませんが、地元感あふれフラりと立ち寄れる懐の広さを感じる水族館がそこにあります。
そんな竹島水族館と館長の小林龍二さん、飼育スタッフの皆さん、関係者の方々をこれからも応援しています。
ぜひ皆さんも、キモカワ生物と懐かしさに出会える素敵な竹島水族館に足を運んでみませんか?