箱根駅伝に女子がない理由はなぜ?男子だけの理由を徹底調査!

毎年、1月2日と1月3日に開催される箱根駅伝は正月の風物詩として長年愛されています。

2024年には100回大会が開催され、大変歴史のある大会ということが分かります。

しかし、箱根駅伝は男子だけの大会ですが女子の箱根駅伝が開催されないのはなぜなのでしょうか。

 

今回は、女子の箱根駅伝がなく男子だけ開催される理由や、女子の駅伝大会があるかなど調べてみました。

 

ぜひご覧ください!
目次

箱根駅伝に女子がないのはなぜ?

箱根駅伝は日本で一番有名な駅伝大会です。

そのため、女子も開催されれば盛り上がることが予想されそうですが、現実には開催は難しいでしょう。

その理由としてはいくつかあります。

 

素朴な疑問でもありますよね。

 

交通上の問題

まずは交通上の問題です。

箱根駅伝は2日間、東京~箱根間でかなりの時間をかけて交通規制を行います。

中には選手の通過に伴い、電車を停車させる場所もあるほどでその影響はかなり大きい物となっています。

交通の影響やそれにかかる人件費なども膨大にかかるため、女子が行うために再び2日間の交通規制を行うことは現実的ではありません。

同日に開催すれば1回の大会で済むかもしれませんが、男子と女子ではスピードにかなりの差があるためこれも難しいでしょう。

 

競技人口

他にも競技人口に大きな差があります。

日本の20歳以上のランニング人口は男性で約600万人、女性で約250万人とかなりの差です。

そのため、箱根駅伝を開催しようとしたときに、各大学で10人以上の選手を集めることが男子と比べて容易ではないでしょう。

そして女子の選手の場合は大学に行かずに実業団に入る場合も多いという点もあります。

これらの理由から、女子の箱根駅伝開催は難しいと思われます。

箱根駅伝が男子だけの理由は?

まず、前提として箱根駅伝は大会規定として「男子のみが参加資格を持つ」となっています。

参加資格~ (中略) ~関東学生陸上競技連盟男子登録者であること。

引用元:第100回東京箱根間往復大学駅伝競走開催要項

そのため、どれだけすごい選手でも箱根駅伝には女子の選手は出場できません。

元々箱根駅伝が始めて開催されたのは1920年(大正9年)で、この当時にスポーツをしているのは男子でも少なかったでしょう。

そのため、この当時の大会から長く続いているため箱根駅伝は男子の大会として歴史あるものとなっています。

 

また、男子と女子では体格差や体力差が大きく違います。

箱根駅伝のコースはアップダウンが激しく、特に5区はほぼ山道となっています。

ほぼハーフマラソンの距離をほぼ山道で、しかも標高はかなり高いため気温もかなり低くなっていてかなり過酷な環境です。

これらのコースを走ることが体力的に女子には難しいことも女子の箱根駅伝が開催されない理由でしょう。

将来的に女子の箱根駅伝はできる?

予想ですが、おそらく女子の箱根駅伝が開催されることはないと思います。

現在でもかなりのお金がかかりたくさんのボランティアの人々の協力で成り立っている大会です。

他の都市で大きな大会を開催することはできるかもしれませんが、箱根駅伝となると難しいでしょう。

男子の箱根駅伝が100回の歴史を持つ間に、女子の箱根駅伝が開催されなかったため今後も開催されないと考えられます。

 

そもそも、女子だけの駅伝ってあるのかな?

女子だけの駅伝大会はある?

女子だけの駅伝大会で有名な大会は「富士山女子駅伝」と「杜の都駅伝」です。

富士山女子駅伝は正式名称を「全日本大学女子選抜駅伝競走」といいます。

毎年12月30日に富士山周辺を走る全7区間の大会です。

この大会は後述する杜の都駅伝の上位校と記録会を通過した大学が出場できる選抜大会で、毎年大変な盛り上がりを見せます。

 

杜の都駅伝は正式名称を「全日本大学女子駅伝対校選手権大会」といいます。

こちらは毎年10月最終日曜日に仙台市で開催されており、初回大会が1983年と歴史があります。

この大会の上位12チームが富士山女子駅伝の出場資格を得られるため、こちらも大変盛り上がります。

 

まとめ

今回は、箱根駅伝は男子だけ開催され、女子にはないのかを調べてみました。

様々な理由から女子の箱根駅伝は開催されていないことが分かりました。

しかし、女子の駅伝大会も歴史のあるものなので箱根にこだわる必要もないでしょう。

今後は、男子も女子も駅伝を応援していきたいですね。

ご覧いただきありがとうございました。

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